今回のレビューは、人気急上昇中のソロ用焚き火台「TokyoCamp」の焚き火台です。
この記事では、実際に購入して使ってみた感想や、製品の仕様、良い点・悪い点などを細かく紹介しています。
TokyoCampの焚き火台は2020年の7月に発売され、僅か1ヶ月で4,000台を売り上げ、その後もAmazonのベストセラーになるなど人気急上昇の焚き火台です。
製品の作りとしては、かなり頑丈で数度の焚き火では全く変形しませんし、不安定な地面でもしっかりと設置できてかなり信頼の置けるものです。
デザイン性も良くて、携帯性も高いので間違いなく僕のソロキャンでの主力の焚き火台になると思います。
この性能でこの価格なら「コスパ最強」と言っても過言ではないのでしょうか。
いくつか気になる点もあるので早速細かくレビューしていきたいと思います。
目次
TokyoCamp焚き火台はカッコよくて頑丈で圧倒的なコスパ!
TokyoCampの焚き火台ってまずデザインが良いですよね。
見た目が良いだけではなく、すべての部品が太く・厚くできているので耐久性もかなりのものです。

付属のスピット(後述)を使わずに、豪快にスキレットやケトルを焚き火に放り込むのもありです。
こうすると、より無骨感が増してダンディーな感じになりますよね笑
どんな角度から見てもカッコいいです!
写真はイマイチかもですが、実際にフィールドに持っていくとカッコよさは最高レベルです!笑
焚き火というのはキャンプでも重要な要素ですよね。
焚き火台によって焚き火の見え方も変わるので、複数持っている方も多いと思います。
この焚き火台はハードユースにも耐える堅牢な作りで、燃焼効率も良く収納性も高い。
また、不安定な地面でもしっかり設営できる形状のフレームで、これこそまさに機能美といったところではないでしょうか。
TokyoCampの焚き火台を細かくチェック
ではでは、TokyoCampの焚き火台を細かくチェックしていきましょう。
まずは、購入時のセット内容から。
TokyoCampの焚き火台セット内容

セット内容は以下の通り。
フレーム(下側)✕2 / フレーム(上側)✕2 / 天板✕1 / スピット✕2
収納ケース✕1 / マニュアル
収納ケースはこんな感じです。

因みに、こんな感じのおしゃれな箱に入っていますよー。
焚き火台の各パーツを詳細にチェックしてみました
初めて組み立ててみたとき「お、結構ゴツい感じがするな」という印象を受けました。
かなり頑丈そうな作りなのですが、実際どんなもんか色々測ってみました。
まずはフレーム部分から。

フレームの太さは、なんと5mmもありました。
本体のフレーム部分は上下の差込口を除いて全て同じ太さです。
これなら相当使い込んでもガタが来ないのではないでしょうか。
お次に火床の部分。

これも、購入前に思っていたよりも遥かに厚いです。
なんと0.5mmもありました。
ステンレスでこの厚さがあればなかなか変形してこないのではないかと思います。
一応スピットも測りました笑

スピットもは0.5mm位あるのですが、太すぎて食材を刺すには苦労しそうです。
逆に言うと架台として使うにはかなり重いものを乗せてもびくともしない感じはしますね。
重量はそこそこある
重量はそこそこあります。
ある程度重さを犠牲にすることによって、厚みのある火床やしっかりしたフレームを作ることを優先している感じです。

僕は、ソロのときはバックパックを使ったりするんです。
ただ、自転車やバイク、電車で移動するわけではなく、キャンプ場や野営地のそばまでは車で行くので正直気になるレベルでは無いです。
一方で、長時間徒歩で歩いたりする場合はシビアになってくるところなので、キャンプスタイルに合わせて考えるのが思います。
各パーツを細かく見た印象
この手の焚き火台の中ではかなりしっかりとした作りになっていると思います。
フレームもそうですが、特に厚い天板は太い薪をじゃんじゃん乗せた上にケトルやスキレットを直置きしても問題ない感じがしますね。
TokyoCampの焚き火台の大きさはどんな感じ?
次に焚き火台を組み立てたときの大きさについてお話します。
火床のサイズは最大部で40.5cm✕24cm程度です。
すごく丁度いいというか、ソロでの一般的なサイズといった感じです。


つまり40cmの薪をバシバシ焚べていく事が可能です。
分かりやすく言うとピコグリルや、ピコグリルのインスパイア商品と同じサイズ感です笑
なので、そこそこ大きさがあるため本格的に焚き火したいという場合結構おおすすめのサイズ感です。
後で詳しく書きますが、このくらいのサイズが合ったほうが料理なんかもやりやすいので。
もし、もっと小さい焚き火台を探しているという方がいたら、個人的にはDODの秘密のグリルちゃんがおすすめです。
TokyoCampの焚き火台に色々乗せてみた
さて、サイズ感がわかるように実際に色々乗っけてみました。
乗せたときの安定感なども合わせてお伝えしていこうと思います。
小型のケトルを乗せてみた
まずはじめに750mlの所謂アウトドアケトルを乗せてみました。

750mlのケトルだとカップラーメン1杯+コーヒー1杯で、少し余る感じなんですが、こいつを乗せたところでまだまだ空きは十分といった感じですね。
脇にスキレットを乗せて、焼き網やスピットで調理しながらお湯を沸かすなんてことも楽勝です。
中型のケトルを乗せてみた
もう少し大きなケトル(1.5L)を乗せてみます。

1.5Lのケトルはカップ麺3倍分の容量ですね。
僕は冬場、お湯割りなんかするんでこのくらいの容量があると便利です。
こちらも全然余裕ですね。
安定性という意味では、スピットがゴツいので満タンにするとそこそこ重さのあるケトルでも気になりません。
でかいフライパンを乗せてみた
次にかなりでかくて重いフライパンを乗せてみました。

このフライパンは、デバイヤーのミネラルBシリーズで鉄の厚さが3mm位ある直径26cmの超重いフライパンです。
その重量なんと約2kg笑
でも、これを乗せても全然安定してますね。
このフライパンをソロで使うことはほぼ無いですが、安定感を確かめたかったので今回はあえて乗せてみました。
TokyoCampの焚き火台をよくある構成でフィールド投入
次に、実践的な構成でフィールド試験してみたのでその内容をお伝えします。
冬ということもあり、1.5Lのケトルと6 1/2インチスキレットを使って試験してみました。

非常に良いサイズ感です。
スキレットもケトルもフレームの内側に収まるので、スピットを使わずに薪に直置きすることも可能です。
てか、写真がいまいちなので分かりづらいですが、外に持ち出すとめちゃくちゃカッコいいです笑
TokyoCamp焚き火台の燃焼具合
燃焼具合は非常によく、結構湿ったクソ薪だったのですがそこそこ燃やしてくれました。
薪屋さんやホムセン、キャンプ場で売られている薪であればバンバン燃えると思います。

やっぱカッコいいんだよなぁ。。
実際に使ってみて分かったイマイチな点
ここからは、TokyoCampの焚き火台を実際に使ってみて感じたイマイチな点をお伝えしていこうと思います。
あらかじめまとめるとこんな感じ。
フレームが高くて調理の際に火力不足を感じる
スピットが太くて食材を刺しづらい
少し詳しくみていきましょう。
付属のケースが小さい問題
まず付属の収納ケースですが、見た目はおしゃれでいいのですがサイズがギリギリ過ぎて出し入れのときにイラつきます。
慣れてしまえば手間取ることはないと思いますが、あと5mm位大きいだけでかなり楽になっただろうにと思うのは、僕だけでは無いと思います。
ただ、しまうときに火床をちゃんと重ねればスムーズに入れられると思うので、「買ってみたけどしまうときに手間取る」という方がいたら参考にしてみてください。

このフックの部分をちゃんとかければ2枚の火床がぴったり重なるのでバチッと収納できます。
フレームの高さ問題
これは多くのブログでも指摘されている点です。
火床からフレームの最後部までの高さがかなり高いので、遠火になってしまい調理の際に火力が弱くなってしまうというわけです。

これだと熾火(おきび)で調理したい時なんかはかなりきついです。
ただ、多くのユーザーがこの点について指摘したところメーカーさんが別売りでフレーム上部を作ってくれたようです。
こうした対応が迅速にできるメーカさんというのは、なかなかないと思うので逆に好印象です笑
だいぶ低くなるようなのでかなり実用的な感じになるのではないでしょうか。
また、ビジュアル的にもここが低いほうがカッコいい気もします笑

出典: Amazon
ただし、この辺は焚き火のスタイルによって大きく変わってくるところがあるので本体のみ購入して、必要であればオプションパーツを買い足すといった形がいいと思います。
スピットが太すぎる問題
これは、正直デメリットとも言いづらい部分です。
というのも、この太さのスピットは上にものを乗せたときにかなり安心感があります。
収納性には欠けますが、100均でアルミの串や焼き網などを購入すれば解決できる問題なので安定感と串焼き性能を天秤にかけて、メーカーさんが安定感を優先したのでしょう。
全体の作りも、かなりしっかりしているこの焚き火台はそうした安定性と堅牢性をコンセプトにしているのだと思います。
その辺りを考えると設計ミスとかではなくて明確に目的を持った太さだということが推測できます。
断じてピコグリルのパクリなんかじゃない!
TokyoCampの焚き火台をみてやっぱり思うのはピコグリルと似ているなぁってとこですよね。
ピコグリルといえば言わずとしれたソロ焚き火台の王者的な存在で、憧れのキャンプギアでもあります。
類似品も多く、中には焚き火台に必要な性能を十分に満たしていない粗悪品もあるようです。
じゃあ、このTokyoCampの焚き火台がピコグリルのパクリなのかというと、個人的には「全然そんなんじゃない」と思います。
というのも、実際に手にとってみてコンセプトに大きな違いがあるんじゃないかなと思うからなんです。
ピコグリルは、「より軽く・より薄く・より簡単に」に重きをおいているような感じですが、TokyoCampの焚き火台は、ピコグリルに比べるとパーツがバラバラで重く、収納時の厚さも増します。
これは、設営の簡単さや重さを犠牲にしても「堅牢性・耐久性を重視し、且つコストを抑える」といった所を重視した結果なんだろうと思います。
形状からしてピコグリルから着想を得た可能性はあるのですが、別のニーズを満たすために生み出された全くの別物と言っていいと個人的には思います。
よくあるそっくりなインスパイア商品と同列にできないオリジナリティを感じますし、多くのユーザーから評価を得ているのが何よりの証拠です。
TokyoCampの焚き火台を購入した理由
最後に、僕がTokyoCampの焚き火台を購入した理由についてj書いていきたいと思います。
機能美を醸し出すかっこいいデザイン
まず第一に、デザインがかっこよかったというところです。
「そこかい!笑」と思うかもしれませんが、大事な要素です笑
そもそもキャンプなんて究極の自己満足なわけで、自分の思う良いキャンプを実現する上で必要なアイテムだった訳ですよ笑

僕的には、イーグルのキャンプファイヤーケトルとの組み合わせは至高です笑
ソロ焚き火台として手の出しやすい価格設定
どんなにカッコよくても高すぎると手が出せないわけですよ。
この焚き火台は、バリもなく丁寧に作られていて耐久力もありそうな割にポチりやすい悪魔のよな製品です笑
TokyoCampはまだ、焚き火台とステッカーくらいしか製品を出していないですが、これからどんなものを作ってくれるのか楽しみです。
で、おそらくこの焚き火台は「撒き餌」なんでしょう。
この「デザイン良し・性能良し・コスパ良し」で知名度をあげてバンバン製品を出してくるんでしょう笑
と、妄想したくなるような価格設定です笑
TokyoCampの焚き火台 まとめ 結局どうなの?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回はTokyoCamp焚き火台を実際に購入して実際に使ってみた感想や製品について書いてみました。
結論から言うと、購入を迷っている場「買ってしまって損をするということはまず無いと思います。」
主観で点数をつけるなら97点!
正直フレームの高さや、収納ケースのサイズなどで少し残念なところはあります。
が、しかし、オプションパーツで解消できるなど致命傷にはならない点、メーカーさんがこうした問題点に迅速に対応している点など欠点を補うに余りある要素がが多くあります。
この価格設定で多くを望むのは酷なところも大きいのでほぼ満点です!
これからソロデビューを考えている方、焚き火台の買い替えを考えている方であれば是非チェックすべき製品です。
SNSなどにも多く情報が出ていますので、よくリサーチしていただいてお気に召したら皆さんのキャンプのお供に加えてみてはいかがでしょうか。