我が家にはニトリのスキレットとロッジのスキレットがあります。
ニトリはコスパ最強スキレットとして、ロッジは老舗ブランドとして定番のスキレットですよね。
うちにあるスキレットのサイズはニトリの方は6インチ、ロッジのもほぼ同サイズの6.5インチです。
2つのスキレットで違いがあるのか検証した結果、結構差が出るところがあるので比較しながら違いを解説していきたいと思います。
使い方によっては差が出るところと、全然差が出ないところがあるので、その辺も参考にしていたければと思います。
ロッジとニトリのスキレットを比較してみる
製品の仕様を比較
まずはメーカー発表の仕様を比較してみます。
ロッジ | ニトリ | |
---|---|---|
大きさ(全長) | 約26cm | 約25.5cm |
素材 | 鋳鉄 | 鋳鉄 |
重量 | 約880g | 約720g |
深さ※ | 約3cm | 3.3cm |
シーズニング | 不要 | 要 |
※ロッジは深さニトリは高さ
明らかに違うのはシーズニングの必要性ですね。
ロッジのスキレットは最初からシーズニングしてあるので、軽く洗うだけでそのまま使えます。
あと、サイズはほぼ一緒なんですが、重さが結構違いますね。
実際に実物を比較してみると、厚みに結構違いがあります。
本体の厚さを比較
どうでしょうか。
左がロッジで右がニトリです。
厚さが結構違いますね。
一般的に焼き料理なんかに使う時は、厚い方が美味しくできるといいますよね。
鉄板が厚いと熱容量(冷めにくさ)が大きいので、食材を乗せた時に温度が落ちにくくなります。
また、厚い方がスキレット全体の温度が均一になりやすくなります。
角度を変えた写真をみてみます。
角度を変えてみてもロッジの方が厚いのがわかります。
両方とも縁は多少厚めになっていますが、それ以外の部分もニトリよりロッジの方が厚いですね。
それと、全体的な製品の作りがロッジの方がニトリに比べて綺麗な感じがします。
特に縁の処理とか。
本体の深さを比較
これは微妙な差なのでほぼ同じくらいと言っていいでしょうか。
仕様表にはロッジは「深さ」という表記で、ニトリは「高さ」とう表記でした。
鉄板の厚みの分を入れるか入れないかとかその辺が変わってくる可能性があるのですが、実物を比べてみてもはほぼ一緒です。
本体の冷めにくさを比較
これは仕様には載っていない値で、ざっくりした計算であまり正確ではないのですが、参考程度にみていただければと思います。
結論から言うと、ロッジのスキレットの方がニトリのスキレットより、1.22倍くらい冷めにくいです。
ちなみにこれは同じ鋳鉄を使っていたらの場合なんですが、おそらく原料の鉄も違うのでもっと違う値になるかもしれません。
食材を乗せた時に、熱を乗せた食材に持っていかれてしまいスキレットの温度が落ちるのですが、それが料理の出来に影響すると言われます。
※計算が厳密でない理由
ロッジの方がわずかに大きさが大きい。
原料の鉄の違いを考慮できない。
厳密な計算結果を知りたいマニアックな方は自分で計算してみてください。
鋳鉄の比熱は461(J/kg℃)です。
蓋を比較
ニトリのスキレットもロッジのスキレットも両方に蓋があります。
ロッジ蓋には突起がついていて、料理から出た水分が効率的に下に落ちる構造になっています。
これによって旨味が失われづらいと言うことなんですが、僕の味覚だとわからない。。
こだわる人はロッジの方がいいかも?
価格の比較
値段は全然違いますね。
ロッジのスキレットの方が、ニトリのスキレットより3倍くらいお高いです。。
ロッジはアメリカ国内で生産されているのに対し、ニトリのスキレットは中国製なので品質以上に差が出るのかもしれません。
ただ、ロッジが高いというよりニトリがめちゃめちゃ安いというのが正直なところですかね。
料理の仕上がりに違いは出るのか
冷めにくさがかなり変わることで料理に違いが出るかって話なんですが、違いが出るものと出にくいありものがあります。
ちなみにこの項目についてなんですが、僕は特別味覚が鋭いとかではないので、他の意見があったらご指摘いただきたいです。
まずは、違いの出にくいものを上げていきたいと思います。
違いのでにくい料理の例
- アヒージョ
- ラタトゥイユ
- ソーセージ焼き
- etc...
こういう汁っぽいものとか、接触面積が低いものはそれほど差が出ません。
アヒージョなんか2つ使って食べ比べても、どっちがどっちか区別が全くつかないです。
違いが出る料理の例
- ステーキ
- ハンバーグ
- 餃子
- etc...
こうした「焼く」料理に関しては、差が出てくるような気がします。
僕は世界を股に掛ける美食家とかではないので、ほんと感覚で申し訳ないですが、「焼く」料理に関してはロッジの方が美味しくできる気がします。
ソーセージみたいに設置面積が少ないとそんなに変わらないのですが、ステーキとかハンバーグとかみたいにべた〜っと触れる料理はロッジの方がおいしくできます。
出典: ロッジ
どっち選べばいいの?
製品としての能力はロッジの方が明らかに上です。
ただ、値段が違うのでどちらを買えばいいか迷ってしまいますよね。
選び方のポイントとしては、焼き料理をどのくらいするかです。
まぁ、スキレットなんで焼き料理が基本なんですが、上述のアヒージョとかラタトゥイユみたいな汁(オイルも)系だと差が出にくいので、そういうのしかやらないよーってことならニトリ一択かなと思います。
まぁ、500円くらいで変えるので、もし失敗したなと思ってもあんまり痛くないですし笑
逆に、ステーキとかハンバーグ系もやるって場合はロッジがおすすめですね。
製品の特性上、1度買えば一生使えるので、それほど高い商品だと思いません。
特に小さめのスキレットは普段使いもしやすいのでロッジがコスパ悪いということはないと思います。
ロッジのスキレットはお洒落なロゴが入っている
うちのは「LODGE」ってロゴしか入っていない一番お求め安いやつだけど、かっこいいデザインのものもあります。
ちょっとだけ値段があがりますが、めちゃかっこいいです。
でも、サイズでデザイン変わるから注意が必要ですよー。
LODGE(ロッジ) スキレット 「Wolf」 L3SWLWF 6-1/2インチ
出典: Amazon
狼のロゴが入っているのは「LODGE(ロッジ) スキレット Wolf L3SWLWF 6-1/2インチ」
普通にかっこいい。。
こういう風にデザインが入っていると収納時壁にかけておいてもインテリアとして成り立ちますよね!
LODGE(ロッジ) スキレット L5SKWLDK ダックロゴ 8インチ
出典: Amazon
お次はアヒルさんの「duck」
このアヒル渋すぎるだろ!ダンディーすぎるだろ!
アヒルなのに可愛い感じじゃなくて、カッコよく仕上がっちゃうのがロッジのデザイン力の凄さですね!
LODGE(ロッジ) スキレット L8SKWLDR ディアーロゴ 10-1/4インチ
出典: Amazon
これまたイケメンの鹿君です。
なんか王者の風格。。鹿なのに。
てか、アヒルにしても鹿にしてもスキレットで焼かれる側だよね。
まぁ、デザインとしてはどれもかっこいいっす!
スキレットのメンテナンスについても別に記事で紹介しています。
まとめ
ロッジのスキレットとニトリのスキレットではメインの焼き料理では差が出ますが、料理の内容によってはそれほど変わらないものもあります。
価格がだいぶ違いますが、ロッジが高いというよりニトリがめちゃめちゃ安いというのが正直なところですかね。
ロッジのスキレットで焼き料理をする隣で、ニトリのスキレットでアヒージョなんていうのもいいのかもしれませんね。