ペトロマックスの加圧式灯油ランタンHK500って、ほんとかっこいいですよね。
一方で、使い方が複雑だったり、メンテナンスが面倒だったりするイメージがあります。
でも安心してください。慣れてしまえば簡単だし、お手入れや修理も難しくありません。
今回は何度もペトロマックスを火だるまにした私が、その経験を踏まえて使い方やメンテナンス方法、オプションパーツについて解説していきたいと思います。

ペトロマックスHK500とは

ペトロマックスHK500引用元: スター商事
ペトロマックスHK500は燃料が灯油の加圧式ランタンです。
加圧式ランタンは、本体下部にある燃料タンクにエアーポンプで圧力をかけて燃料を送り出し、空気と混ぜてマントル(発光体)を光らせるタイプのランタンです。
なので、芯に燃料を染み込ませるタイプのランタンや、もともと圧力がかかっているOD缶などのガスを使うガスランタンより発光に手間がかかります。

明るさもデザインもとにかく素晴らしいランタン

明るさもデザインもとにかく素晴らしランタン、それがペトロマックスのHK500なんです。

おしゃれキャンパーからも無骨キャンパーも、どちらもいっぺんに魅了してしまうギアってなかなかないと思うんですが、このランタンは数少ないそうしたアイテムです。

ここで一度このランタンのメリット・デメリットをまとめておきたいと思います

メリット

  1. とにかく明るい
  2. 燃料が灯油なのでめちゃくちゃ安い
  3. 消耗品が安い(代用品を使うとなおさら)
  4. 自慢したくなるほど見た目がかっこいい
  5. 夜が待ち遠しいほど火を灯す工程が楽しい

デメリット

  1. 簡単だがメンテが必要
  2. 自分では直せないこともあるかも?
  3. 本体価格がそこそこ高い

こうしてメリット・デメリットを書いてみましたが、僕の場合はメンテナンスも楽しくやっているのであまりデメリットには感じていないというのが正直なところです。
問題は本体のお値段と、ガチで故障したときの修理かな。

まぁ、修理はスター商事さんにおまかせしちゃうのが1番なんですけどね。


ペトロマックスHK500の価格について

ペトロマックスHK500は現在(2020.4.30現在)だいたい30,000円〜40,000円くらいの範囲の価格です。
あまりの人気のため品薄状態が続いているようで、価格も上昇気味です。

私が買ったのが2019年のはじめ頃なんですが、そのときよりも値段上がってます。

キャンプがブームを超えて、一般的な趣味として定着してきているので今後大幅に下がるということはあまりないんじゃないかなぁと思います。

なので、購入を迷っている方は思い切って買ってしまうのが吉かな。
ただ、並行輸入品より正規品の方が安く手に入ることが多いので、時間に余裕のある方は待ってみても良いかも。

並行輸入品と正規品は、国内の正規代理店を通しているかそうでないかの違いです。
ランタンそのものは全く同じです。

並行輸入品のデメリットは、初期不良のときに面倒なことになるということですね。
ただ、急いでいる場合なんかは並行輸入品を買うのもありだと思います。

ぼく個人としてはテントなんかも個人輸入でかったりしてるのであまり気にしないタイプですが、神経質な方は正規品を待つのがおすすめです。

現在ブラス(金色)の正規品は殆どないのでこちらで紹介しているブラス(金色)はすべて並行輸入です。
正規品が出次第更新していきます。
ニッケルの方は正規品なのでご安心ください。


ペトロマックスHK500の燃料

燃料は灯油です。
ガソリンスタンドで売っている「あの灯油」です。

ガソリンスタンド

ただ、いわゆる「普通の灯油」だと不純物が多く含まれていたりしてススが出やすいのでうちではランタン専用の燃料を使っていました。
でも今後は灯油にしようかなぁ。専用の燃料は灯油に比べてとてもコスパが悪いでし、灯油でも全然大丈夫なので無理に専用オイルを買う必要はありません。

ランタン専用オイル

そうは言っても専用の燃料を使いたいよ!という方は、スター商事さんが販売しているスターケロシンがおすすめです。

スターケロシン

スター商事さんが販売している燃料です。
ガソリンスタンドで売っている燃料を高級にしたような感じです。
不純物が少ないのでススが出づらかったりしますが、成分的には石油なので取り扱いには十分に注意してくださいね。

内容物:白灯油 / 容量:1000ml / 引火点:40℃以上 / 原産国:日本

スターパラフィンオイルについて

これペトロマックスに使っている人多いかもしれませんが実は推奨されていません。
引火点が低いために予熱を十分に行わないといけないのと、光量が灯油に比べて少なくなるそうです。
そもそもパラフィンというのは灯油とは違うもので、HK500は灯油専用です。

スターパラフィンオイル引用元: スター商事

スター商事さんに確認したところ、次のようなお返事をいただきました。

燃料は灯油専用となっておりますのでスターケロシンのご使用をお願い致します。
ガソリンスタンドなどの灯油でもご使用頂けます。パラフィンオイルはろうそくのろうを溶かしたような燃料となりまして安全性はたかいのですが灯油ではないのでご使用になれません。

このスターパラフィンオイルはフュアーハンドランタンなどに適した燃料となっています。

ペトロマックスHK500の使い方

ペトロマックスHK500の使い方には手順があります。
この手順を守らないとランタンが火だるまになりますが、理屈を理解して手順通りに行えばまず炎上することはないので安心してくださいね。

使う前の確認事項

点灯前にいくつか準備することがあるのでまずはその手順から解説していきます。
この事前準備は結構大事です。
ここをしっかりやれば炎上することはほぼ無いと思います。

マントルの取り付け

マントルがもったいないので今回は外さずにつけっぱなしですが、操作は同じです。
貧乏ですまん。。

横についているネジを回してヘッドカバーとインナーチムニーを外します。

ヘッドカーバーを外す

ここのネジをくるくる回してヘッドカバーを取り外します。

インナーチムニー

ヘッドカバーを取り外すと、インナーチムニーとミキシングチューブが出てきます。
インナーチムニーとミキシングチューブは固定されているので一緒に外せます。

手で掴んでいるところがインナーチムニー、曲がっているチューブ状の部分がミキシングチューブです。

マントルはノズルのくぼみのところにくくりつけて、固結びをします。
余分な紐はハサミで切り落としておきます。

マントルの取り付け引用元: スター商事

ちなみにマントルは最初ぺちゃんこなので、少し指で膨らませてあげます。
点灯時に一気に膨らむので少し膨らませればOKです。

メーカーさんは毎回新しいマントルを使うことを推奨していますが、ぶっちゃけ破れない限り何度でも使えます。
一度点灯させたマントルは、かなり脆いのでそーっと扱いましょう。
地味にお高いですからね。

ミキシングチューブ、ガスチャンバー、ノズルの確認、締め付け

一度ミキシングチューブからガスチャンバーとノズルを外し、ノズルの穴に灰やススが詰まっていないか確認します。

ガスチャンバーの取り外し

ノズルの確認

問題なければガスチャンバー、ノズル、ミキシングチューブを接続し、しっかり締めます。
ものすごく手間のように感じますが、ここが燃焼の不具合につながるくことが多いのでしっかりチェックしましょう。
慣れればスムーズにできますし大した手間ではなくなります。

ノズル、ガスチャンバー、ミキシングチューブは本当に緩みやすいので、最低でも緩みチェックは必ず行うのがベストです。
ただし、ノズルとガスチャンバーをあんまり強く締めすぎるとノズルが割れますのでほどほどに。

クリーニングニードルの確認とニップルの締付け

次に、グリップホイールを回してみてクリーニングニードルがしっかり上下するかを確認します。
ホイールとニードル
クリーニングニードルが折れていたり、曲がっているとグリップホイールを回してもニップルの先端から針が出てきません。

ボケて分かりづらいですが、この針のようなのがクリーニングニードル。
その下のネジ的なものがニップルです。

クリーニングニードル

ニップルも緩むと炎上するので、しっかりしまっているか確認します。
ニップルを締め付けるための工具は付属しています。
クリーニングニードル、ニップル周りが原因で炎上したり、マントルにムラができることもかなり多いのです。

ニップルの締付け

ここまで来たらインナーチムニーとヘッドカバーをして横のネジで固定します。

ヘッドカーバーを外す

グリップホイールの矢印を上に向ける

グリップホイールの矢印が上になるように回します。
意外と矢印を下向きにしたままにしがちですのでしっかりチェックしましょう。

ホイールを上向きに

燃料を入れます

圧力計が給油口の蓋になっているのでこいつを開けて燃料を入れます。
ジョウゴは付属しています。

給油

燃料は700mlです。タンクの容量が1000mlなので7分目くらいまでです。
ですが、中がよく見えないので入れた容量がわかる燃料ボトルなどを使うと良いと思います。

燃料が少ないと発光が不安定になったりポンピングの回数が増え、逆に燃料入れすぎると炎上する可能性があります。
私はビビリなので500mlくらいしか入れません。

圧力計のネジを締めます

圧力計の横についている小さなネジを閉めて、ポンピングしたときにタンクの圧力が上がるようにします。

ネジ締め

これで準備は完了です。

点火方法

いよいよ点火です。
順を追って解説します。

ちなみに灯油燃料の加圧式ランタンは点火の際に予熱を行うのですが、HK500はガスバーナーで予熱を行う方法と、アルコールで予熱を行う2通りの方法があります。
それぞれ分けて書いていますので、ご使用方法にあった方法で予熱してください。
アルコールで予熱を行う場合は、マントルが新しい場合でも空焼きする必要はないと思います。
予熱している最中に焼けますので笑

ポンピングしてタンクを加圧します

まずはポンピングして加圧します。
ポンプのつまみは固定されているので、ツマミを回転させてポンピングできる位置にします。

ポンピング

このように、親指の腹でポンプを押すと比較楽に加圧できます。

圧力計の針が赤い線のところに来るまでポンピングします。

圧力

マントルの空焼き(マントルが新しいときのみ)

次にマントルの空焼きをします。
※このあとのプレヒート(予熱)でアルコールを使う場合は空焼きしなくても大丈夫だと思います。予熱に時間がかかるためマントルが焼けるのに十分余裕があるためです。
予熱バーナーのレバーを手前に倒すと霧状の燃料が吹き出します。
レバーの根本にライターやマッチを近づけて点火してください。

バーナー着火

撮影の関係で燃料を出していませんが、実際は白い霧状の燃料が出ます。

結構でかい音で「ゴォォーーー」といいますが、10秒くらいはバーナーを止めずに焼いてください。
あまり早く火を止めすぎると、マントルが焼けるのに時間がかかるのでヤキモキします。
10秒位たったらバーナーのレバーを戻してバーナーの炎を止め、マントル全体が白く灰になるまで待ちます。

マントルを空焼きしても形状が丸っこくならないときがありますが、点灯させると一気に形がきれいになるので放っておいて大丈夫です。

プレヒート(予熱)と点火-バーナー編

マントルが焼けたらいよいよ点火です。
まず、マントルを空焼きしたときと同じ要領で、ガスバーナーに火を着けます。

バーナー着火

そのまま90秒以上予熱を行います。
予熱が甘いと炎上するのでしっかり行ってください。
私は毎回2分ちょっとやってます。2分やると冬場でも炎上せずに点灯します。

バーナー使用中は圧力がどんどん下がってくるので適宜ポンピングして圧力を維持します。
わたしは圧力計を見ながら「1」のメモリを下回らないようにポンピングしてます。

ポンピング追加

90秒以上予熱したら、バーナーを切らずにグリップホイールをまわして矢印を上に向けます。
「シュー、クフォーーー」という音とともにマントルが発光したら、レバーを戻してバーナーを切ります。

マントル点火

無事に点灯しました。

ペトロマックス点灯

圧力計が下がっていると思うので再びポンピングして赤いラインのところまで持ってきます。

プレヒート(予熱)と点火-アルコール編

バーナーでのプレヒートが嫌だ!という場合には、ジェネレーター(本体下部からまっすぐ上に伸びたパイプ)下部の受け皿にアルコールを入れて予熱する方法があります。
付属の容器にアルコールをいれて、ジェネレーター下部の受け皿に注ぎます。

アルコールを注ぐ

チャッカマンでアルコールに火を着けてしばらく待ちます。
火が消えたらもう一度アルコールで満たして再度火を着けます。
2回行うのがポイントです。

2回めのアルコールが十分減ってきて、炎が小さくなってきたら、アルコールの火が消える前にグリップホールの矢印を上に向けるように回します。
アルコールの火が点火するための種火になるので火が消える前に点火します。

こちらも「シュー、クフォーーー」という音とともにマントルが発光します。

この方法で点火する場合、マントルの空焼きをしなくて住みます。
ただ、アルコールの火は見えづらいので周囲が結構暗くならないとやりづらいかもしれません。

明るさ・安定燃焼の維持

タンクの圧力が下がってくると、光が不安定になったり暗くなったりするので適宜圧力計をみながらポンピングします。

消火方法

圧力計の横についている小さなネジを緩めて消化します。

ネジ締め

グリップホールを回して消化するのはやめてください。
ジェネレーターの中に燃料が残ってしまします。

なので必ず圧力計についているネジを緩めて消火してください。

ランタン全体が冷えたら、グリップホイールの矢印を上向きにして、圧力計のネジを閉めれば完了です。

ペトロマックスHK500を初めて使うときの注意

ペトロマックスHK500を初めて使うときは、ホヤガラスのところに緩衝材とてピンク色のプラスチックのリングがついています。
これは必ず外してください。
つけっぱなしで点火してしまうとどろどろに溶けてランタンが台無しになります。
掃除にもとても苦労しますので必ず外しましょう。

炎上させないポイント

ペトロマックスHK500

しっかりプレヒート(予熱)する

炎上の原因で一番多いのが予熱の不足です。
予熱が足りていないと確実に炎上します。

ペトロマックスの燃料は灯油です。
灯油はガソリンと違い揮発性が低いので気体になりづらいんです。
なので、本体を下から上に貫いているこのパイプ(ジェネレーター)がしっかり暖まっていないと灯油が十分気化しません。

ジェネレーターで気化した燃料を空気と混ぜた混合気をマントルに吹き付けて発光させているのです。

なので、しっかり予熱するのが大切です。

各パーツの緩み・状態をチェックする

部品の緩みも炎上の原因としては多いです。

上記の通り、混合気がしっかりマントルに当たらなかたり、気化する前の燃料が漏れていると「本来燃焼しなきゃいかん部分以外のところ」で燃えます。
ニップルの脇からもれたり、クリーニングニードルが折れていて予熱が完了する前に燃料が噴射したりするのが原因です。

ガスチャンバーやノズルが緩んでマントルの外に混合気が漏れても炎上します。

手順を守れば炎上しない

わたしは何度もペトロマックスを燃やしたことがあるので、その点灯方法は説明書以上に慎重だと思います。
なので上記の手順で操作していただければ、まず炎上することは無いはずです。

それでも炎上する場合はメンテナンスの項目を御覧ください。

ペトロマックスHK500のマントル

純正マントル

メーカー推奨の純正マントルです。
一枚で300円くらいします。高いです笑

社外品のマントル

マントルは純正品以外にも販売されています。
純正は結構高いのでこうした社外品を利用するのもありです。

大王マントル

ピアレスマントルというマントル製造専門メーカーの日本ブランドが「大王マントル」
製造元は50年以上の歴史があり信頼できるマントルだと思います。

1枚あたりの価格が200円前後です。純正の3割引くらいですね。

500-600CP用、加圧式ランタン用のマントルです。コールマン、オプティマス、ペトロマックスなどで使用可能。

バタフライマントル

中国製のマントルです。1枚あたり約70円と桁違いに安いです。

追記

実際にこちらのマントルを購入して使ってみましたが、全く問題なく光ってくるれます。
純正より明るく感じますが、マントル自体が少し小さいので光量としては純正と同じくらいかなぁという印象です。

更に追記

製品の出来にばらつきがあるようで、添加した瞬間に穴が開く事があります。
価格を考えるとそれでもコスパが良いと思いますが気になる方は大王マントル製品の方が良いかもしれません。

シーアンカーやペトロマックス、コールマン等にも使えます。500CP用です。

社外品のセラミックノズル

追記:2020年4月30日

社外製のセラミックノズルも使ってみました。
純正に比べて少し肉薄な感じがしますが使用は問題ありませんでした。

3個セットでそのうちの1つがネジのピッチが怪しい感じでしたが、スリスリしているうちにしっかりハマりました。
このお値段ですから多くは望めませんが消耗品なので安いのは助かります。

ペトロマックスHK500の不具合の対処法

ペトロマックスHK500
ペトロマックスHK500じゃじゃ馬ランタンなのでそこそこ不具合が発生します。よくある症状ごとに対応方法を解説していきます。

燃焼系

炎上する

【原因】プレヒート(予熱)が足りない
(対応)一度消火して再度プレヒートを行う
【原因】グリップホイールを下向きのまま点火している
(対応)一度消火してグリップホールを上向きにし再度プレヒートからやり直す
【原因】ノズルの穴が詰まっている
(対応)ノズルの穴につまった灰などを除去する
【原因】クリーニングニードルが折れている
(対応)クリーニングニードルを交換する
【原因】ノズルやチャンバーが緩んでいる
(対応)ノズルやチャンバーをしっかり増し締めする
【原因】ニップルが緩んでいる
(対応)ニップルを増し締めする
【原因】ニップルが変形・摩耗している
(対応)ニップルを交換する

マントルの周りにホワホワした炎がでる

【原因】ノズルやチャンバーが緩んでいる
(対応)ノズルやチャンバーをしっかり増し締めする
【原因】ノズルの穴が詰まっている
(対応)ノズルの穴につまった灰などを除去する

暗くなったり明るくなったりする

【原因】燃料が不足している
(対応)一度消火して燃料を追加する
【原因】ガスチャンバーの調整が適切でない
(対応)付属の工具でガスチャンバーの調整を行う

発光量が足りない・落ちる

【原因】圧力の不足
(対応)ポンピングして加圧する
【原因】燃料が灯油系じゃない
(対応)市販の灯油かスターケロシンを使う

マントルの一部が黒くなる・ムラができる

【原因】クリーニングニードルが折れている
(対応)クリーニングニードルを交換する
【原因】ノズル内部に灰やかけたノズルの破片がある
(対応)異物を取り除く・ノズルを交換する

部品系

クリーニングニードルが何度も折れる

【原因】ニップルが不良
(対応)ニップルを交換する

ポンプがスカスカ/圧力がかからない

【原因】革製のパッキンが摩耗・縮んでいる
(対応)交換するか、シリコンやなたね油でパッキンをほぐす

これでもだめな場合は正規販売店のスター商事さんに問い合わせて見ることをおすすめします。

ペトロマックスHK500の使用上の注意点

ペトロマックスHK500

燃料に注意

「燃料」のところにも書きましたが、必ず灯油燃料を使ってください。
パラフィン系の燃料は使えません。いや、光りますけどね(笑)炎上や光量不足の原因になるので注意してください。

水に注意

燃焼中のランタンのホヤガラスに水がかかるとヒビが入ったり割れたりしますので、料理の水滴や雨にご注意ください。

ペトロマックスHK500のオプションパーツ

ペトロマックスにはオプションパーツが用意されています。
加圧を楽にするものからストーブ化するものまで色々あります。
一つ一つ見ていきましょう。

トップリフレクター

光を下方向に反射し下向きの光量を増加させるアイテムです。
コイツを点けるとめっちゃかっこいいですよね!
明るさもかなり変わるようです。
※楽天はサイト内で色を選択するようになっているのでご注意ください。
HK500用トップリフレクター ニッケル

ペトロマックスHK500用のトップリフレクター。光を下に向かて反射します。

こちらはブラス用です。
※楽天はサイト内で色を選択するようになっているのでご注意ください。

ペトロマックスHK500用のトップリフレクター。光を下に向かて反射します。

パラボラサイドリフレクター

サイドに付けるリフレクターです。
これも効果はもちろんフォルムもなかなかいい感じになりますね!

こちらはブラス用。

ポンプアダプター

ポンピングの手間を軽減してくれるアイテムです。
自転車用の空気入れなんかで加圧できちゃいます。

こちらはニッケル(銀色)用のポンプアダプター

こちらはブラス(金色)用のポンプアダプター

ノーマルのポンプと換装し空気入れで加圧することが可能です。

空気入れは荷物にならないように、携帯性に優れたものを選びたいですね。

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HK500用 ラジエーター

ペトロマックスHK500はかなりの熱を放出します。
この熱を効率的に集めてストーブ化するためのオプションアイテムです。
ホヤガラスを外して使います。
マントルは外してもつけていてもどちらでも使えるようです。

プロテクションプレートと併せて使います。
ラジエーターは性質上単色展開ですが、プロテクションプレートはニッケルとブラスがあります。

プロテクションプレート


ラジエーター設置に必要なパーツです。

PETROMAX クッキングトップ(HK500専用)

なんと!HK500が料理に使えます。
とはいえガッツリ料理するというよりケトルでお湯を沸かし照りするのにちょうどいい感じかもしれません。

PETROMAX(ペトロマックス)のヘッドカバーと換装して使用します。

まとめ

ペトロマックスHK500の点灯手順は、なんども火だるまにして、なんどもススを洗い落とした私が編み出した手順なのでこれでバッチリだと思います(笑)
公式の説明書に記載されている内容よりも少し手間がかかるかもしれませんが確実な方法です。
マントルの炎が安定しないと最悪ホヤガラスなどが割れたりしてせっかくのキャンプが台無しになるので、多少面倒でもしっかりした手順で点灯させましょう!