皆さんこんにちは!まぁさん(@hotcampingjp)です。

今回はキャンプに持っていく「鉄のフライパン」についてです。
キャンパーの間で人気の鉄のフライパンといえば「ターク(Turk)」ですよね。
タークのフライパンはデザインもおしゃれだしもちろん性能も抜群!

でも、結構お高いんですよ。

そんなわけで、他にいいものは無いかと探していて見つけたのが「デバイヤー(de BUYER)」のフライパンでした。
デバイヤー(de BUYER)はフランスで1830年に創業された200年近い歴史のある調理器具メーカーです。

今回は26cmミネラルBエレメント(Mineral B Element)というフライパンを購入してみました。

そしたらこれが最高で、普段の料理もめちゃくちゃ美味しくなるんじゃないかと期待大!
その分めっちゃ重いのでい良いことばかりではないですが、他のサイズも買い増したいくらい一発で気に入ってしまいました。

フライパンを買って大喜びをしている僕を見た嫁ちゃんも、今後僕がたくさん料理をするのではないかと期待大!
まぁ、頑張ってみます!

もちろんキャンプに持ち込んで試してみましたので、そのへんのレポートと合わせてレビューしていきたいと思います。

タークに負けない!?デバイヤーの鉄フライパンがキャンプ用として最高かも?

まずはじめにデバイヤーのミネラルBエレメントがどんなものかお伝えしていこうと思います。

Amazonで購入したのですが、箱の中から取り出すと何やらおしゃれな感じの袋に入っていました。
デバイヤー de buyer キャンプ

デバイヤーのミネラルBは黒ではなくて銀色なんですね。
使い込んでいくうちにどんどん育って黒くなって行きます。

鉄フライパン キャンプ出店: Amazon

ハンドル部分には蜂のマークがあります。
ミネラルBは錆止めに工業用油ではなく「蜜蝋」を使っているです。
なのでミネラルBのBは「Bee」のことなわけでして、ハンドルとフライパンのそこに蜂のマークがあるんです。

キャンプ 鉄のフライパン

ハンドル部分が長いので焚き火調理もしやすいです。
ただし、このハンドルにはエポキシ樹脂コーテイングがされているので、直接炎が当たると劣化する場合があるので注意が必要かもしれません。

もちろんガスコンロやIHでの普段遣いでは温度を上げたところでハンドルが劣化するなどということはないようなので、あくまでキャンプで直火みたいな時だけ注意すれば大丈夫です。

デバイヤーのフライパンをキャンプで使おうと思ったわけ

なんでデバイヤーのフライパンを選んだのかというと以下のようなポイントを抑えられているからです。

  1. 分厚い鉄でできている
  2. ハンドルが鉄でできていて長い
  3. 鉄なので熱伝導率が良い
  4. 縁が結構高い
  5. タークほど高くないので俺でも買えた
  6. 何しろかっこいい

一つずつ説明していきますね。

1.分厚い鉄でできている

鉄の厚さはキャンプで使うには超重要です。
なぜなら蓄熱性があがるから。

僕が今回購入したミネラルBエレメントの26cmは、厚さ3mmの鉄で作られています。

ミネラルBエレメント 厚さ

カメラのシャッターに指をかけながらの計測なので精度は微妙ですが、3.3mmくらいはあるんじゃないかと思います。
※ノギスだと3.4mmだけど、無理な体勢で測ってるので怪しい。。笑

晩秋から冬、春先にかけてのキャンプはかなり冷え込むこともあり、折角の料理がすぐに冷めてしまいがちです。
もちろん料理によっては焚き火から直接食べるなんてこともできますが、全部が全部そうできるわけではないですからね。
ファミリーやグルキャンなんかだと特に。

そこで、料理を冷まさないという点でも蓄熱性が高い分厚い鉄は重宝するわけですよ。

使い方がデリケートなテフロンと違い、フライパンの上の肉をナイフで切っちゃうなんてことも気兼ねなくできますしね。

2.ハンドルが鉄でできていて長い

これはまぁ、想像に難しくないと思うのですが、やっぱりキャンプに持っていくからには焚き火で使ったりしたいわけですね。
そうなってくると、ハンドルがプラスチックだったりした場合やっぱり熱で溶けちゃったりするのが気になるのでなるべく鉄でできているものが良かったんです。

ただ、ハンドルはコーティングしてあるので、ここにガンガン炎を当てるのは避けたほうが無難かもしれません。

さらに、長さも重要で、やはり焚き火で使うには短いものより長いほうが便利かなと思いました。

この辺はタークのフライパンがが人気なのと同じ理由ですかね。

3.鉄なので熱伝導率が良い

これはデバイヤーだからというわけではないのですが、とにかく鉄は伝導率が高いのでフライパン全体が万遍なく温まります。
これが料理が美味しくできるポイントなんですが、焚き火のような一定ではない炎の出方をする熱源でも美味しい料理ができるんじゃないかなという理由です。

それと、さっき書いたようにハンドル部分に樹脂コーティングされているので、ここに直接炎を当てたくないわけです。
そうしたときに、ハンドルの付け根あたりのところには、やや火から遠ざけるわけですが、熱伝導が良いのでちゃんと温まってくれるというわけです。

4.縁が結構高い

縁の高さも魅力です。
縁が高いおかげで天ぷらや揚げ物も可能かも?ってのもあります。

ミネラルBエレメント 高さ

こいつも深さを計測してみました。

ミネラルBエレメント 深さ

こちらも計測に使ってるアルミの板がたわんでたりするので精度が微妙ですが、約4.5cmくらいだと思います。

5.タークほど高くないので俺でも買えた

このフライパン、創業190年のフランス製プロ仕様の鉄フライパンなんですが、タークのフライパンみたいにめっちゃ高いというわけではないんです。
ちょうど家で普段遣いしているテフロンのフライパンがダメになったのもあって、キャンプでも使えるようにと色々物色していたのですが、一生使えると思えば勇気を振り絞らなくても買えるお値段です。

6.何しろかっこいい

すみません!
なんだかんだ言ってますが、これが一番の理由です笑

キャンプ フライパン出典: de BUYER

タークのフライパンがドイツの騎士なら、デバイヤーのフライパンはフランスの貴婦人と言ったところでしょうか。

しかも最初は銀色で、使い込んでいくうちに黒く仕上がっていくのも楽しみの一つになりそうです。

デバイヤーのフライパンで試しに目玉焼き

さてさて、鉄のフライパンということでくっついたりしないか心配ですよね。
そんなわけで、試しに目玉焼きを焼いてみました。
もちろん初回使用時前の油慣らし(後述)はしたよ。

キャンプ フライパン 目玉焼き

つるっつるやないかい!

箱出しなのでちょっとドキドキしましたが、付属の説明書通りの手順で油慣らしを行えば、この通り。
最初からカリカリ、とろとろ、ふわふわのめちゃうまい卵焼きが焼けますよ。

肉焼かないのか!

というツッコミを頂きそうですが。
そのうち焼いて掲載します!

初回使用時にやるべきこと

製品を購入するとこんな感じの取扱説明書のようなものがついてきます。

ミネラルBエレメント 説明書
初回使用時にやるべきことを見てみると、なにやら空焼きは必要なさそう。

とりあえず説明書にある手順を書いておきます。

  1. フライパンの内面と外面全体に塗ってある蜜蝋を高温の湯でよく洗い流したあと残っている蝋と吸水性の高い紙ナプキンでよく拭き取ります。
  2. フライパンの表面を覆う程度の油(1mmくらい)を入れて5分ほど火にかける。
  3. 熱した油をフライパンから取り、除き残った油をペーパータオルで拭き取る。

これでおしまいだそうです。
この通りにやってみましたが、特に錆びることもなく普通に使えています。

デバイヤーのフライパンのデメリット

さて、いいことばかり書いていますがデメリットもあります。
僕が実際に使って感じたデメリットがいくつかあるので順に書いていきたいと思います。

めちゃくちゃ重い

これはデバイヤーのフライパンじゃなくても鉄なフライパンならどれも同じなんですが、やはり重いです。
メリットでもあるんですが、分厚い鉄でできているのでなおさら重いわけです。
さらにハンドルも長いので煽るのは結構きつい。
これは慣性モーメントという・・・(ry

僕はこの辺のことは想定内だったのですが、嫁ちゃん的にはおもったより重かったらしく不評です。
自宅での普段使いも考えて26cmにしたんですが、重さを考えてキャンプならもう少し小さくてもいいかも。

ハンドルがコーティングされているので直火が当てられない

ハンドルが樹脂コーティングされているのでこの部分に炎が当たると良くないとのことで、焚き火では少し気を使います。
ただ、鉄のフライパンですから熱伝導率が高いため、すぐに均一な温度になるのでハンドルの根本まで火にかけなくても問題ない感じです。

デバイヤー スノーピーク

こんな風に焚き火台に置いて使うので、実際にはあんまり問題ない感じですが気分の問題です。

結果的に買って大満足

多少のデメリットはありますが、結論を言うと買って大満足しています。
思い込みかもしれませんが、やはり鉄のフライパンで調理すると美味しくできる感じがします。

目玉焼きとかだと、ほんとわかりやすく美味しくなります。

デザインもいいし、焚き火調理も可能なのでキャンプ道具のレギュラー入り決定です。
小さめのサイズも買い増そうかな。。

まとめ

デバイヤー(de BUYER)のミネラルBエレメント(Mineral B Element)いかがだったでしょうか。
キャンプでの焚き火調理にはやはり鉄のフライパンが色々な意味でマッチするんじゃないかと思います。

もちろん普段使いもできますので、テフロンを何度も買い換えることを考えれば一生モノの鉄フライパンを買って損はないと思います。

これから、こいつを大事に長く育てていこうと思います。

最後に仕様を載せておきます。

鉄フライパン出典: Amazon

※僕が購入したのは26cmのモデルです。

製品名26cm ミネラルビー エレメント
底面の直径約19cm
鉄の厚さ約3mm
本体重量1893g
錆止めコーティング蜜蝋
シーズニング油慣らしのみでOK

素材は鉄99%炭素1%の炭素鋼です。
工場出荷時に錆止めとして「蜜蝋」使用されており、初回使用時に熱湯で洗浄してから油慣らしをしてすぐに使用できます。

余計なコーティングがされていないので、使うほどに油がフライパンに馴染んで育っていきます。